2013.07.05(Fri)

Yahoo!との連携も発表!150万DL突破の「ボケて」を生んだヒットアプリメーカーが目指すのは一風変わったベンチャースタイル

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今回のインタビューは、「アドラッテ」(100万超DL ※現在は株式会社Appdisco Japanに運営主体を移管)や「ボケて」(150万超DL)等ヒットアプリを連発する株式会社ハロの取締役COO(最高執行責任者)であり株式会社オモロキの取締役CSO(最高戦略責任者)のイセオサムさんにご登場いただきました!

カテゴリNo.1を狙う!

—「ボケて」好調ですね!

「ボケて」は4年ぐらい前からPCで細々とやってたんです。割と早いタイミングで100万ユーザーぐらいまではいったんですが、そこから少し伸び悩んでて。ただ、続けてたことがすごく大事で、去年ようやくブレイクしたので「じゃあアプリにしよう」という話になりました。

—イセさんが「ハロ」と「オモロキ」と2つの会社で活動している理由は?

「ボケて」の開発・運営は3社でやってるんです。アプリはブレイブソフトとハロ、PC・スマホWebはオモロキで。その中でPCとスマホの戦略を合わせなきゃいけなくって、どっちも僕が見てたので、こっち(オモロキ)の名刺もあった方がいいなと思って。元々、会社が一つだけである必要があまりないと思ってるので、こういうスタイルでやってます。
(ハロとオモロキ)どっちの仕事をやっても、どっちも伸びることになるので、明確に切り分けてはいません。基本的には事業単位で考えてて、事業が伸びれば全体が伸びるじゃないですか。箱(=会社)は人が入ってるだけなので。
インキュベーション的に言うと「ボケて」1つで会社にして、それをスケールさせろって話になると思うんですけど、そうじゃないやり方でやってみたいと思ってて。

—現在のハロの主軸事業は?

今はメディア事業がメインですね。一番大きいのは「ボケて」です。
その他だと1ヶ月で30万DLを突破した「カオコレ」という女の子向けの顔文字アプリとか。LINEのスタンプだと数が限られますが、顔文字だと1万種類でも2万種類でもつくれますし、Twitterでも使えるので。最近ではスマホの待ち受け画面に広告を配信する「ロックジョイ」というアプリもリリースしました。あとはネタ系アプリもつくってます。「おはぎカメラ」とか(笑)ほどほどに量産してますね。狙うやつは100万DL以上を狙いますけど。
カテゴリNo.1戦略みたいな感じで、「笑いだったらボケて」とか「顔文字だったらカオコレが一番かわいい」とか、そういった狙い方をしていこうと思ってます。ゲームはあまり得意じゃないのでやらないですけど(笑)逆に、ゲーム以外のプレーヤーって少ないんですよね。儲からないから少ないんだと思うんですが、でも僕らはそこをちゃんと狙って獲っていこうかなと。

—継続的に収益を上げ続けているアプリってゲーム以外だとまだまだ少ないですよね?

単発だったらガツンといってるのもありますけどね。ただそれが半年・一年もつかっていったら分からないですよね。うちは一年以上もつものという基準である程度はつくってます。それプラス瞬間的なネタ系ですね。トラフィックを一時的に集めるものとちゃんとお金にできるものは分けて考えないといけないと思ってます。

ハロの強みはマーケティング・デザイン

—ハロの体制は?

プランナーが4人、デザイナーがインターンを含めると3〜4人、エンジニアがフルで2人+インターン1人、それと一部自社メディアで営業もするのでそこに4人。あとはオペレーション周りかな。プラス、ベトナムがあるので。
今、矢野(※ハロ 代表取締役社長)が現地(ベトナム)に住んでるんですよ。そっちにも5〜6人いて、全員エンジニアです。4月に立ち上げたばかりなんですけど、日本でつくったものをローカライズしたり、試しに受託をやってみたり。
比率が正しいか分からないんですが、うちはプロデュースとマーケティング・デザインにけっこう寄せてるんですよ。エンジニアに関しては、社内の場合もあるし、社外のパートナーの場合もあるし、ベトナムの場合もある。他のベンチャーと比べて、かなりフロントエンドを重視している会社だと思います。

—たしかにスマホのメディア事業をやるベンチャー企業というとエンジニアが中心の場合が多いですよね。

うちの場合はスタートが逆だったりするので。
1〜2年前はエンジニアがいないとどうしようもない感じだったんですけど、みんな一通りつくって出してみて「全然当たらねえじゃねえかよ」みたいになってて、どうやったら当たるのかってニーズが増えてきてるんで、今はデザインとマーケを強くしていく方がいいのかなと。おそらく時代の流れによって変わってくると思うんですけど。ただ、もうちょっとエンジニアも強化したいと思っていますが。

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テレビ業界からモバイル業界へ転身

—元々インターネット業界に興味があったんですか?

実は新卒で入った会社は日テレなんです。
あまりサラリーマンになるつもりはなくって、音楽をやるか映画を撮るか、とか考えてたんですよ。その流れで、ドラマのディレクターをやろうと思ってテレビに行きました。その段階では、あまりビジネスの発想は持ってなかったですね。ただ、一方で学生の時に会社をやったりもしてたんですが、その時はお金は誰か別の人に任せたいと思いながらやってました。
自分の立ち位置でいうと、アーティストとかクリエイターというよりかは、半分ぐらいビジネスをやるプロデューサーみたいなポジションだと思います。日テレはジャスト1年で辞めて、それからオプト(ネット広告代理店大手)に入りました。

—話を聞く限り、テレビからネット広告代理店にうまくつながらないんですが。

そうですよね(笑)
ちょうどライブドアショックがあった年だったんですよ。その時にニュースのセクションにいて、報道を見ながら「メディアおかしいぞ」と思ったのが理由の一つですね。
もう一つは「インターネットでもドラマはつくれる」と思ったんです。僕の学生の時のゼミの研究は「モバイル動画を使ってYoutubeみたいなものをつくる」だったんですよ。その翌年にYoutubeがバーンと出たんですけど。だからテレビじゃなくてもドラマはつくれるとは学生時代から思ってました。
それでもテレビを選んだ理由は、その時点で一番強いメディアだったし、いるメンツも面白かったんで、一回入っとこうと。だから、元々ずっといる気はなかったんですよね。あんまり言うと怒られますけど(笑)
オプトを選んだのは、たまたま矢野が先に入ってて、その紹介だったんです。それで、3年だけビジネスの修行をしようと思ったんですよ。日テレでは完全に「つくる側」に振って、オプトでは完全に「ビジネス側」に振る。その結果、自分の落としどころはその中間ぐらいだったんですよね。

—当時から矢野さんとは3年後に独立しようと話してたんですか?

いえ、一緒にやる話はしてなかったんですけど、結果的にはそうなりました(笑)

創業時からこれまで、毎年が転換期

—創業時に主軸に考えていたサービスは?

それがなかったんですよ。最初は3人だったんですが、会社を立ち上げる日だけ先に決めてたんですよ。1月に準備を始めて「10月に立ち上げよう」と。その10ヶ月の間でいろんなアイデアを出したり事業プランを組んだりしてたんですけど、あまりピンと来るものがなくて、そうこうしてるうちに「やべえ、もう10月だぞ」みたいになって(笑)それでとりあげず立ち上げたんです。
ないので、最初はモバイル広告の代理店をやりましたね。やりながら何かアイデアが出るだろうという発想でした。他のベンチャーってサービスありきで後から箱にするケースが多いと思うんですけど、ハロの場合は箱ありきでしたね。

—ハロの転換期っていつ頃だったんですか?

それがこれまで1年に1回ぐらいあるんですよ。業績が悪くなってやばくなるか、もしくは何かひらめいて新しいこと始めるか、のどっちかなんですけど。ここ5年ぐらい毎年事業が変わってますね。そろそろメディア事業に固めたいと思ってます。
2008年の10月に立ち上げて、最初はモバイル広告をやって。でもずっと自社サービスをやりたかったんですよ。それで2009年にアドネットワークを立ち上げたんです。あんまり当たらなかったですけど。2010年から「これからはソーシャルだ」ってことでソーシャルに振って、FacebookやTwitterのアカウントマネジメントとか、動画が好きだったんでUstreamの中継をやったりとか。
2012年にブレイブソフトの孫さん(※現 株式会社まさか 代表取締役)が韓国に行くという話を聞いて、当時うちにも韓国人のメンバーがいたこともあって一緒に行ったんです。行くからにはたくさんの会社に会ってこようと思って10社ぐらいアポを取ったんですが、そのひとつが「アドラッテ」でした。そこで日本進出の話を聞いて、「じゃあ一緒にやろう」と言ったら乗ってきてくれたんですよね。
そんな感じで、何かを見つけては次にいってます。走りながら何かを見つけてはそれに乗るという。
「アドラッテ」をやってる途中に「ボケて」を仕込んでたので、「ボケて」が出てからはスイッチという感じですね。元々メディアをやりたかったので、スマホのタイミングをどっかで狙ってて、やっと去年合わさって、この事業でいこうかと。いろいろ遠回りしましたね。

—でも、創業のタイミングから何かひとつのメディアに賭けていたら、もしかすると会社の継続も難しかったかもしれませんよね?

そうですね。死んでたか、資金調達せざるを得なかったでしょうね。この頃にiPhoneアプリやってた人って、今はあんまりやってないですよね。
タイミングはすごく重視してます。業界のアーリーアダプターよりかはあえて少し遅らせて考えてますね。「まだ普通の女子高生は使ってないよね」とか。

—ハロの創業メンバーにはエンジニアはいなかったと思いますが、一番最初のエンジニアは?

インターンです。今年新卒として入社しました。
2010年頃ですかね。やっぱりメディアをつくりたくて、アプリをつくりたくて。「アドラッテ」やって集客できるサービスを持つことができたんで、自社でもつくっていこうとして採用を始めて。
最初の一人だったので、どんな人がいいか分からなかったんですけど、本人が「やる」って言うから採用しました(笑)
採用を進めながら、僕自身もコードを書く勉強をしました。TitaniumでiPhoneアプリをつくってみたり、ブログやホームページは最低限できるようにして。エラーページなんかはたまに僕がつくったりしてます。その他に開発合宿というものを月一でやってて、オープンに人を集めてるんですが、そこで僕は企画とかマーケティングのノウハウをシェアして、代わりにエンジニアの人たちに開発を教えてもらったり。そういう場を設けたりしてますね。やっぱりエンジニアと会話がちゃんとできるかどうかってあるじゃないですか。ただ、詳細までは絶対に口は出さないですけどね。「どれぐらいかかりそうか」規模感を掴むためとか、それぐらいです。あとは「何の技術を使ってるか」とか。
一時期はヒットも持ってなかったですし、とりあえずプログラミングができないと話もできないと思ってたんですけど、今は逆に企画に思いっきり振ってて、そっちで話をするのがいいかもしれないと思ってます。話ができないからエンジニアを採用できないと思ってたんですけど、そういうわけじゃないですね。エンジニアからすれば、企画できる人・デザインできる人を探してるわけじゃないですか。ただその分、企画は圧倒的にできなきゃいけないですよね。

—採用についてもう少しお伺いしたいのですが、新卒採用って今年からですか?

設立2年目からやってます。2009年に募集をかけて、2010年に入れてるんですけど、その時にある会社の人から「国内だといい人採れないよ」って言われて。しょうがないから韓国に行って、韓国から新卒3人連れて来ました。メチャクチャですよね(笑)まあその3人が「アドラッテ」につながったんで結果的に良かったんですけど。3人とも女性で文系の人間で、スペックは非常に高かったですね。

—2年目の時から今の採用基準って変わっていますか?

最初は表とか作ってたんですよ。昔、オプトで採用をやってた時にならって。「理念にマッチしているか」とか。でも途中で全部やめたんです。今はいきなり新卒募集はやらずにインターンでまず入れてみて良かった人を採るだけにしています。要はやってみないと分からないってことですね(笑)

—ハロの社風は?

あまり数字コミットとかはしないんです。一応、目標はザックリと立てますけど、あまり追わないですね。途中でやめたんですよ。最初の1〜2年とかつぶれそうになった時はやりましたけど、今はそういうことはやめて、楽しいこと優先でやってお金は何とかする、っていうスタイルにしてます。
だからスケールしないんだ、って言われたらそうかもしれないですけど。でも、スケールさせるんであれば、多分今のスタイルでやってないんで。目指しているのは「超楽しい場所をつくる」という。「変なことやってる会社がある」というブランドがあればいいかなと。「メチャクチャなことをやるやつらがいる」「だけどやる時はちゃんと結果出す」みたいな。
元々あんまり会社が好きじゃないんです。会社というものが(笑)だからあんまり箱は気にしないタイプなんです。うちには業務委託で週3勤務の人とかもいますし、そういう人たちがいれる場所をつくるのが大事かなと。今の会社でスケールさせようとすると、フルコミットが良いとか、子どもがいたら厳しいとか、いろいろあるじゃないですか。それらをなくしたいと思ってるんです。もちろん、その分犠牲にしてるものはあると思いますけど。

働き方を変えたい、そのための「ハロ」

—目標ってありますか?

個人で言うと、働き方にすごく興味があって、定時に行って定時に帰る会社をなるべくなくしたいと思ってるんですよ。それが好きな人はいいんですけど、そうじゃなくてもいい状況をつくりたい。一言で言うと「満員電車をなくしたい」と思ってて。みんな同じ時間に行くから混むじゃないですか。みんな休むから休日混むじゃないですか。あれを変えたいなと。
「21世紀の働き方」ということに興味があって、産業構造が20世紀と違うというか製造業タイプから変わってきているのに、勤務スタイルは20世紀のままなんですよ。そのギャップがあるので、それを変えたらいいんじゃないかと思ってて。
ベンチャーひとつとってみても、みんないろんな価値観を持ってるじゃないですか。一発当てるのは面白いと思いますし、それも一回どっかでチャレンジしたいと思いますけど、とりあえず「楽しい場」をつくって、みんながいい仕事をすれば、絶対に何か価値が生まれるじゃないですか。その価値はきっとお金になるはずで。そういう気持ちで働いています。ハロは、その場所ですね。

—ベンチャー企業としては一風変わってる感じがしますね。ベンチャー企業ってやっぱり「世の中を驚かせるサービスをつくるぞ!」とか。

そうですね。でもほとんどの人は世の中を驚かせてないですからね(笑)でっかくなっただけでは誰も驚かないですから(笑)
やってないから分からないですけど、でもやったらできると思ってるんですよ。だからやらない。テレビも、やったら多分プロデューサーになると思ったんですよ。まあ実際なるわけですけど。だから辞めたんです。試さなくても分かるからやらない。
ベンチャーって定義すると、急成長が求められたりするじゃないですか。そこはあまり分からないんですよね。ただ中小企業って言われると、何か響きがイヤだなって思ったりするんですけど(笑)
元々、この会社の構造になったのってここ100年ぐらいじゃないですか。株式会社も400年ぐらいで、元々みんな一人で野菜作って、魚と交換してたわけで。それでいいと思うんですよね。
でもスマホは好きなので、そういう場所の上でスマホにこのカルチャーを組み合わせてエンターテインメントをつくるというのが仕事ですね。
創業時に今の段階イメージできてないんですよ。創業時には3年ぐらいで上場しようと思ってたんでそういうプランを描いてたんですけど(笑)、途中でやめたんですよね。
その時はあまりよく分かってなくて、「ベンチャーだったら上場目指すんじゃないの?」と思ってたんですよ(笑)いろいろメリット・デメリットを考えてみると、何かをやった途端に上場するか売るかになっちゃうじゃないですか。それってどうなんだろうなと思って。今思えば、何も考えずに言ってただけだったなと。ただ、事業によってはそういう会社をつくってスケールさせるのはありだとは考えてますし、まあハロという場所に関してはそうじゃない場所をつくろうかと。

—どういう人と一緒に働きたいですか?

まず、空気が合う人と、自分にない能力を持ってる人、ですね。
空気はとても大事にしてます。パートナーと組んで事業をやる時にも。採用すると全てを請け負わなきゃいけなくなるじゃないですか。パートナーだったら、合う人ならやるし合わない人ならやらない。それがすごくやりやすくて、自社で抱えなくてもいい人と仕事したいじゃないですか。それができたらいいなと思ってるんですね。そういう意味でも「合う人を探す」というのが一番です。
「ボケて」のチームはメチャクチャみんなレベル高いんですよ。エンジニアもデザイナーも。だからうまく回ってるという気がしますね。あのメンツを一社で抱えようとすると、けっこう無理に近いっていう。すでにみんな会社を持ってるので。採用するしないは契約上の問題だけで、そこにフルタイムでいるかいないかだけ。その方がここ100年ぐらいで考えると自然なんじゃないかと思ってて。そもそも、今の雇用形態っておかしいと思ってるんですよ。
だったらインターネット業界じゃなくてもいいんじゃないのかって話もありますけどね。スピードが求められる場合は資本を使った方が早いんで。ただその中で、「ボケて」は小資本なんだけど、大手に勝てるようなやり方を見せたいと思ってますね。

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10代へのメッセージ「大事なのはアクション量」

—アプリの企画を考える上で大事にしてることがあれば教えてください。

高校生の時は音楽が好きだったんで、バンドやったり曲をつくったりしてたんですけど、「つくること」をイメージとして持ち続けられるかってすごく大事だと思ってるんです。
僕は高校出て10数年経ってるんで、普通に仕事をしてると「つくる」発想ってなくなってくるはずじゃないですか。僕らはこういう業界にいるんで、新しいものをやるけど。意外と世の中にはそれを持ち続けられる人って少ないと思ってて。振り返ると、別の仕事をしてる時も常に何かを「つくる」ことをずっと考えてたなって思うんですよね。学生にとっては「つくる」ことってけっこう自然だと思うんですけど、一回社会に出ちゃうと、なかなか企画も考えられない状況になったりするので。

—この業界の魅力は?

思ったことを形にしやすいですよね、すぐ。しかも、思いついたら、例えば3日とかで形になるじゃないですか。それで、誰かが使ってくれる可能性があるっていうのは、すごいことだと思う。一番形にしやすいんじゃないかな。一番レスポンスも分かるし。
あとは最近海外との仕事が増えてるんですけど、海外とのつながりもけっこうありますよね。外人が「ボケて」で笑ってくれてるケースもあるし、海外のアドネットワークからガンガン問い合わせが来たり。コンテンツ面でもビジネス面でもインターネットはすごくいろんな人と話がしやすいですね。
やっぱりメディアというのが自分の根本にあるんですよ。それがこれまでテレビだったんですけど、今はインターネットというかモバイルがメインですね。メディアって50年ぐらいで入れ替わるじゃないですか。新聞からラジオにいって、白黒テレビからカラーテレビにいって。次にインターネットなんですよね。特にディスプレイがモバイルにきていて。メディアは入れ替わるんですよ。ということは、新しいメディアにいた方がエキサイティングだと思います。マスコミ好きな子とかメディア系好きな子とか、多分テレビにいこうとするじゃないですか。それはそれでいいと思うんですけど、革命起こしたいやつは新しい場所から攻めた方がエキサイティングですよね。僕がインターネット業界に来た時には、すでにPCは出来上がっていたので、それでモバイルを選んだんですよ。新しい場所にいるのは非常に面白いです。あと、一番になりやすいっていう。

—学生時代にやっておいた方がいいことってありますか?

何か一つをやり切った方がいいと思います。僕は学生の時に何の結果も残してないんですよ。「陸上で全国一位です」とか、そういう人いるじゃないですか。何かで一番になったやつ。僕にはそういうレコードがなくて。小さなことでも何でもいいんですけど、やり切ったことがあるやつは面白いなと。それがないから、今やろうとしてるのかもしれないですけど。
演劇でプロを目指してたりとか、ドラマとか音楽とかもそうなんですけど、10年ぐらい経つと同期がプロになってたりするんですよね。ということは、10年続けたらいける可能性があって、それを分かっていれば僕も続けてた可能性があるんですよ。周りが辞めちゃうからプロになってるってのも実はあって。10年やったらいける可能性があるぞっていうことを知っておくといいかもしれませんね。

—10代の皆さんへメッセージをください。

中高生の時に、好きなことを見つけられる可能性ってすごく低いと思うんですよ。よく「好きなことを見つけろ」って言うじゃないですか。僕は目の前にある音楽や演劇をやってたんですけど、本当に好きだったかって言うと疑わしいところがあって。
分かんないんですよ、いろいろやってみないと。多分、アクション量が多いやつが活躍してるんですよね。イチローみたいに「おれは野球だ」って見つけられる人は少ないと思うんですよ。やってみてダメだったら、また次のことやればいいし、もっと突き詰めてもいいし。「とりあえずやれ」と。

 
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