2013.08.09(Fri)

スペイン・レアルマドリードでサッカー修行をしていた日本の少年が19歳で会社を設立!

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今回のインタビューは、読書の感動を可視化するサービス「Booklap」を運営する株式会社Prosbee(プロスビー)の代表取締役CEO 笠井レオさんにお話を伺いました!

サッカー選手はサッカーを好きな人しか幸せにできない。起業家は世界中の人たちを幸せにできる仕事

—19歳、なんですか?

今20歳です。やっとお酒が飲めるようになりました(笑)

—小さい頃から海外に出られていた、と伺いました。

はい、アメリカ、スペイン、オーストラリアに。
初めてアメリカに行った時は幼少期であまり覚えてないんですけど、アメリカのサンフランシスコに親戚がいて「せっかく(親戚がアメリカに)いるんだから」という理由で両親と一緒に。
そういうのもあって、海外に行くのは全く抵抗がないですね。

—レアルマドリードにサッカー修行に、というお話も。

(日本の)中学の時に部活ではなくスポーツクラブに通っていたんですけど、そこにいたスポーツジャーナリストの方がレアルマドリードへ取材に入る時に「日本から若いのを一緒に連れて来ないか」という話になったらしく、そのクラブから何名か参加することになったんです。そういう縁があって。
戻ってきてから日本の高校に進学して、今度はオーストラリアに語学留学に行きました。スポーツの盛んな学校で、サッカーばかりやってたんですけど(笑)
実は高校に進学してすぐにサッカーは辞めたんです。その頃にまた(アメリカの)親戚のところへ行ったのがきっかけで。親戚は向こうで経営コンサルティングファームを経営していて、いわゆる起業家であり経営コンサルタント。それで、いろんな起業家の方と会って話をさせてもらう機会があって。そこで初めて「起業家精神」というものに触れて、自分も起業家になりたいと思ったんです。世界に通用する起業家になるには、もっと国際経験を積まなきゃダメだなと思ったのがオーストラリアに留学を決めた理由です。

—いろんな起業家の方とお話をされたとのことですが、心に残ってる言葉って何かありますか?

やはり一番影響を受けたのは親戚で、「人間だからできないことは何もない。やるかどうかだ」という話をされて。その言葉に突き動かされましたね。
それまではずっとプロサッカー選手を目指してました。ただ、サッカー選手はサッカーを好きな人しか幸せにできない。起業家は世界中の人たちを幸せにできる仕事だと思ったんです。
オーストラリアには高校2年〜3年の間に行っていて、日本の大学に進学しました。

旅行業界、創業間もないベンチャー、外資系。興味分野を端からやってみよう!

—大学に入ってすぐに起業しようと思ってたんですか?

いえ、社会に出る前にいろんな経験を積みたいと思って、大学一年からインターンをしました。
最初に行ったのは旅行会社のHISです。興味がある分野がいいなと思って、旅行が好きだったんで。たまたまその時期だけ学生を募集していて、スーツを着てオペレーター(接客)をやってました。
興味分野がいくつかあったので、それを端からやってみようと思ったんです。まず旅行で、次に創業間もないベンチャーだったソーシャルリクルーティング、その後は外資系企業ということでダイソン、という感じで。
それからホワイトボードというベンチャーに入ったんですが、そのホワイトボードに出資していたのが僕らの最初のインベスターであるインキュベイトファンドの和田さんだったんです。

—なるほど。ちなみに、笠井さん自身もプログラミングされるんですか?

はい、Booklapのサーバーサイドのコードは全部自分で書いてます。独学ですね。
実は中学生ぐらいの時にVisual Basicでシミュレーションゲームとか作ったりしてて。当時からすごくパソコンが好きで、家にいる時はずっとYoutubeとか見たりしてました(笑)

大学に入ってからインターンだけでなく個人でサービスを作ったりもしていました。その中のひとつが、マジメに授業に出ている人のノートを300円でDLできるっていう大学の講義ノート売買サービスだったんですが、リリースしたら1日5,000人のペースでユーザーが増えて(笑)

—すごくニーズがありそうですけど、大学からは怒られそうですね(笑)

そうなんです、すぐに教授に見つかって怒られて、そのままサービスは終わっちゃったんですけど。
その後、コーヒーミーティングというサービスで和田さん(インキュベイトファンド)と一緒にお茶することになって、そんな話をしてたら、「大学の講義ノートだからダメだったけど、書籍っていうカテゴリだったら同じモデルで何か面白いことができるんじゃないのか」みたいな話になって。そこからBooklapのアイデアが生まれたんです。

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—創業メンバーはどのようにして集めたんですか?

ちょうどその頃、プログラミングスクールに通ってて、そこでたまたま出会ったのが共同創業者の池田でした。
池田は「ヒッチハイク女子」っていう本の著者で、僕自身は本がすごく好きで、お互い興味がある「本」という分野なのもあって「すぐにやろう」と。
その後、インキュベイトキャンプに参加して、それで投資採択してもらいました。
会社を登記した日にBooklapのクローズド版をリリースしました。

—Booklapの目標を教えてください。

Booklapって読んだ本の心に残ったフレーズを共有するというサービスなんですけど、フレーズの投稿数をKPI(※Key Performance Indicator 重要業績評価指標)の一つとして置いています。今はまだ20,000件ぐらいなんですけど、これを年内に1,000,000件まで持っていきたいと思ってます。
Booklapは「読書の感動を可視化することによって本の価値を最大化する」というビジョンを持っています。本って一人で読むものですけど、その読んでる時の感動を他の人たちに共有できるようなプラットフォームを作りたい。そして、世界中の人たちにもっともっと本を読んでもらいたい。いい本と出会うきっかけとなるサービスでありたい。それが僕らの最終的な目標ですね。
ちなみに、現状のマネタイズ(※収益化する方法)は2つあって、Amazon・楽天と連携したアフィリエイトと広告です。

—経営者としてチームマネジメントで気をつけてることはありますか?

採用の基準で明確に設けてるのが二つあって、Booklapのビジョンに共感するというのが一つ目。二つ目は、仮に学生であっても、大学に行きながらやるっていうのを認めない。基本フルコミットできるメンバーだけを入れるようにしています。
特に二つ目は「学生ベンチャーなのにそんなことやるんだね」って言われたりするんですけど、実は失敗の経験もあってそうやるようにしてて。元々会社作った時には僕ら主要メンバーは全員休学してやってたんですけど、それ以外に入って来たメンバーには大学との掛け持ちでやってるメンバーもいて、仮にそういうメンバーが一人でも入ってしまうと、小さい組織なのでものすごく熱量が左右されたり、プロジェクトが思うように進まない時に大学のせいにしちゃったり、そういうことがあったんです。

また、僕らにはメンバーとしての共通認識をテキスト化している「会社のコア」が7つあって。
1.Think Crazy(本質を見極めよ)
2.Less is More(少ないほど豊かである)
3.愛情あふれる人であれ
4.思考し続けよ
5.リスクを恐れるな
6.徹底的にやり抜け
7.期待値を超えよ
ホームページとかには掲載してませんが、僕らは採用面接はすごく時間をかけてやったりするので、そこで話したりもしてます。

僕個人の目標としては、生きてる間に地球規模で人類とか世界を良くしたいと思っています。例えば、Booklapもコンセプト自体はものすごく大きなものを持ってて。今生きている人間と、今まで生きていた人間が繋がるのって「本」でしかない。今まで語り継がれてきたもの、本とか巻物とか、そういったものを拾っていきたいと思ってるんですよね。そういう人類の知恵みたいなものをBooklapに貯め込んで、それをこれからの人たちにも使ってもらうっていう。

10代へのメッセージ

—好きなことを見つけられる人と見つけられない人の違いって何だと思いますか?

今好きなことをやれてる人って、前までは全然違うことをやって失敗してたりとか、そういう人が多い気がするんですよね。
誰でもいくつか興味分野があったりすると思うんですけど、自分が本当にやりたいことを見つけるためには、それを一つ一つ全部やっていくっていう、そういう“何でもチャレンジしていく気持ち”が大切だと思いますね。

—IT業界の魅力って何だと思いますか?

HISで実際に接客の仕事とかをしてましたけど、IT業界だからこそ、人との愛情とかそういったものを大切にできるような業界だなって僕は感じていて。例えば、オンライン上ではユーザーが一つの画面しか見れないからこそ、その画面の一つ一つのロゴの位置とか、「本当にこのボタンでユーザーの人に伝わるかな?」とか、「おじいちゃん・おばあちゃんが使うんだったらこれは画像にしなきゃダメだよね」とか、そういったものにこだわって、作っては壊し、作っては壊しを繰り返して・・・。そういった中で作られたであろうサービスを見てると、僕は「コンピューターに人の愛を感じる」って思いますね。

—最後に10代にメッセージを。

今いる学校とか組織とかを超えて、何か自分で組織では得られない経験を得ることって絶対すべきだなと思っています。そういうチャンスがあったら絶対に飛び込むべきですね。

 
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