2013.08.02(Fri)

大学在学中にU-NOTEを創業!大学一年時に起業を決意した理由とは?

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今回のインタビューは、イベントまとめプラットフォーム「U-NOTE」を運営する株式会社U-NOTEの代表取締役CEO 小出悠人さんにお話をお伺いしました!

起業へ突き動かしたものは“負債を背負ってきた”危機感

—かなりお若いですよね。何年生まれですか?

91年生まれです。大学は辞めちゃったんですけど、本来であれば大学四年になる年です。

—起業されたのは大学在学中だそうで。

大学三年の時に休学して、6月に会社設立、7月にサービスリリース、今ちょうど一年経ったところですね。

—いつから起業を考えていたんですか?

大学入ってからすぐです。僕は大学受験の必要ない附属の高校に行ってたので、勉強を全くしてなかったんです。それでだんだん危機感が生まれてきて。今まで“負債を背負ってきた”感もあり、このまま就活を迎えるわけにはいかないという想いもあって、附属の大学には行かずに他の大学に進学をして、一年の頃から就活生に紛れていろんな企業の説明会に行ってたんです。
それで、あるベンチャーの説明会に参加した時に「最大の社会貢献はビジネスモデルをつくることだ」みたいなことを言ってて。僕は社会貢献とかボランティアという言葉が嫌いだったんですけど、「ビジネスで社会貢献できる」というギャップにすごく衝撃を受けてました。そこで「仕組みをつくる側の人間に回りたい」と思って、起業を決意したんです。
けっこう僕は安全な道を進むタイプというか、ちゃんと計画を立てて動くタイプだったので、一年で就活っぽいことをしてたのも最初から計画してたんです。二年で留学して、三年でインターンして、と。それらを全部とっぱらって、大学在学中に起業するためにはどうすればいいだろう、と計画し始めたんです。Grow!の一ツ木さんやRettyの武田さんといった起業家の方々にどうすればいいか相談したりしてました。

—起業家の方々には直接アポを取ったんですか?

はい、メールやTwitter、Facebookとかで送って。今、僕にもそういう連絡が来たりするんですけど、正直忙しい時に時間を取ることになるんで大変なんですが、僕が相談してた時は皆さん「全然いいよ」って話を聞いてくれたんで、今考えるとすごく優しかったなって思います(笑)

僕自身はいろんなベンチャーでインターンしました。VOYAGE GROUPでも1ヶ月間毎日朝から終電まで働いてプログラミングを覚えて、PHPとかHTMLとかCSSとかで簡単なサービスを一人でも作ってみたり。
ちなみに、このVOYAGE GROUPのインターンの選考会で出会ったのが共同創業者の高橋なんです。僕が起業したい旨を伝えていたんですが、そこでピンと感じたのがあるらしく、高橋の方が年上なんですが「お前が社長でいいから」って言ってくれて。
その後、インキュベイトファンドがやってるインキュベイトキャンプに参加して、そこで投資が決まったので起業しました。結局その投資は受けることはしなかったんですけど、起業に踏み切った大きなきっかけですね。

—高橋さんと起業の話をしていた時はすでにU-NOTEのアイデアはあったんですか?

いえ、最初はなかったですね。インキュベイトキャンプに出るために2人で考えたのがU-NOTEです。

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根源的な欲求をつくサービスを作る!

—どういったところからU-NOTEのアイデアが生まれたんですか?

喫茶店でアイデアを出し合って、1日2日で決めたんですけど(笑)
「何かしらの根源的な欲求をつくサービスを作ろう」と考えていて、欲求から出していったんですよね。そこで「学ぶ欲求」「情報収集したい欲求」ってあるよね、そこを狙おう、という話になって。
僕自身の体験として、起業するためにいろんなベンチャーの勉強会とかに参加してた時にEvernoteでメモを取ってたんですけど、周りの人たちも同じ内容のメモを取ったりしてて。それってすごくもったいない、誰か一人が書いて後で渡せばいいのに、と。
かつ、それって公開してもいいような情報だと思いますし、それを行けなかった人にシェアしてあげることって今は実現できてない世界で。また、単に行けない程度だったらいいんですけど、ベンチャーのイベントってずっと東京ばかりで行われてて、地方の人ってこの情報を全く得られないだろうなって。そういった「物理的な制約による情報格差」みたいなことまでこの仕組みで壊せたらと思ってます。
僕らはとにかくリアルな情報にこだわっていて、すでにGoogleで検索できるような情報ではなくて、まだそれぞれのローカルやパーソナルなクラウドにしか入ってない、Webにまだ乗っかってない貴重な情報を共有するサービスをつくろうってことでU-NOTEが生まれました。

—大学一年から大きく人生が動き出した感じなんですね。

それまではすごい保守的というか、勉強したくないから大学の附属高校に入って、そのまま法学部に行って弁護士になろうかな、みたいなことを簡単に考えてたんですけど、なぜかどんどんアブノーマルな方向に進んでいって、いつの間にか大学も辞めちゃったっていう(笑)大学に入った時には今の自分は考えられないです。

—ちなみに開発は小出さん自身でされたんですか?

初期段階のDB設計とか、企画からちょっと技術に入るぐらいまでは僕がやって。なので、一回リニューアルするまでは、エンジニアじゃない僕が作った設計でサービスは動いてたんですよ。さすがに途中で変わったんですけど。
僕も高橋もエンジニア職じゃないですけど、一応2人ともコードは書いたことはあって。僕はサーバー側を書けますし、高橋はフロント側を書けるんで、2人ともエンジニア“職”ではないんですけど、別に書けと言われれば書ける、という。今でもちょっと手伝ったりはできるという感じですね。

—リリースしてからのユーザーの伸びは順調だったんですか?

最初の半年ぐらいは順調じゃなかったですね。一気に伸びたのはここ半年ぐらいです。
リリースした当初はソーシャルノートって言ってて、どちらかというと「ツール寄り」だったんです。その場にいる人たちがリアルタイムに共有をして、という、その場にいる人の“負”を解決するサービスだったんです。
なんですけど、そこじゃなくて、イベントに行けなかった人に価値を置くようになってから伸びましたね。ターゲットの数が一気に変わって。
参加者の人が共有しながら簡単に取れるっていうのは、“結果物”についてはあまり力を入れていなかったんですね。「自分のメモが簡単に取れればいい」っていう。ではなくて、一人で取ればいいんだけども、それを共有するために誰でも簡単にきれいに取れるように、僕らサービス側がそれに必要な機能を用意してあげるようにしたんです。例えば、ページを遷移せずに新しいタブを開かずに画像を検索してその場でペタペタ欲しい画像や欲しいtweetを貼付けるとか。そういった機能を用意して一気に広がったというのはあります。

10代へのメッセージ

—学生の頃にやっておけばよかったことって何かありますか?

コードはもうちょっと書けた方が良かったなとは思いますね。VOYAGE GROUPでインターンをしてプログラミングを学んで良かったって非常に強く思ってるんですけど、もうちょっと書く側の人間になれていたら、もっと理想の形にまでプロダクトを追求できたりとか、もう少し早くリリースできたりとかしたかなって。やっぱり、イメージする人と作る人が一緒だった時のスピードは他のチームとか見てても凄まじいと思うので。自分が書けることで(エンジニアの)採用も楽になっただろうし。

—説明会に行ったりインターンしたり、いろいろと取り組んで来られたと思いますが、他に何か力を入れたことはありますか?

NPO法人の代表をやったりしてました。そこで営業とかも学びましたね。いろんな大学に支部があって参加人数の多いNPOだったんですけど、起業するんであればマネジメント経験が欲しいなと思って、それで大きいところを探して入りました。
学生をまとめるのとベンチャーをまとめるのって似てるなと思ってて。そのNPOって給料がもらえるわけじゃないので、給料以外の何かを見せないと学生って動かないんですよね。なので、「いかにビジョンを見せて動かせるか」ってところに取り組んでて、今ベンチャーでやってるのもそうなんですけど、給料以外の部分でいかにモチベーションを持って一緒に取り組んでもらうか。なんかこう、同じことなのかなって思ってて。

—ちなみに、IT企業に絞った理由ってありますか?

学生が何か自由な裁量でできる幅を持たせたインターンってそもそもITしかなかったんです。他の業種や業界だと、就活生しか参加できないとか、会社説明会しかないとか、そういったところが多かったので、そもそも一年とか二年で参加できるのがITしかなかったです。あとは元ライブドアの堀江さんの本とかを読んでたんで、その影響も大きいとは思いますが。

—10代の皆さんへメッセージを。

まだまだ日本って行きたい企業ランキングって商社とかメーカーとかが多いと思うんですけど、働く上での基準を凝り固まって欲しくないなと思いますね。それは僕もそういう考えだったからこそなんですけど。
そもそも中高生の時って企業を知る術もないので、誰もが知っている会社で、給料も高そうで、安定してて、とか、それぐらいしか基準を知らないんで自ずとそういう会社が選ばれちゃうと思うんですけど、もうちょっと僕らが社会的に会社で働く意義とか、その会社で働いて良かったこととか、もっと中高生に伝えていくべきなんだろうなって思いますね。僕自身もIT業界の魅力を知らなかったので。

 
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